なくては困る！海外で携帯電話を使う方法
日本の家族や友だちと簡単に連絡が取り合えるので、携帯電話を持つ留学生は増えています。現地の携帯電話事情を調べて自分に最適な方法を探してみましょう。
スマホの普及率が増え、最近ではほとんどの留学生がスマホを使っているようです。以前のように複雑な手続きをしなくても、簡単に留学先へ持っていくことができるようになりました。基本的に海外では日本の携帯電話は使えませんが、SIMカードの差替えをしたり、海外でもそのまま使える国際ローミングというサービスを利用することができます。また、海外使用の携帯電話を日本でレンタルすることも可能です。しかし、これらは通話料や月額使用料が割高です。現地でプリペイド式の携帯電話を購入し、帰国前に売るということも可能です。
海外で携帯電話を使用する方法
今使っているスマホをそのまま持っていく（SIMカード）
日本で使用していたスマホを海外でもそのまま使いたい場合は、SIMカードを現地で購入して、日本で使っていたSIMカードと入れ替えて使うことができます。現地と同じ通信料を払うので割安です。
SIMフリーになってる？
まずは、自分のスマホがSIMフリーであるかをチェックします。
2015年5月より、すべての端末でSIMロック解除ができるようになっていますが、au、docomo、softbankなどのキャリアで契約している場合は、SIMロック解除がされているかしっかり確認しておきましょう。もし解除されていなかった場合は、キャリアのHPなどに載っている手順に沿って自分で解除するか、キャリアの店舗にて相談してみましょう。（手数料がかかる場合があります。）また、今使っているスマホはそのままにして新しくSIMフリーのスマホを購入していくこともできます。留学中はキャリアの通信費を払わなくて済むように、「休止」の手続きをしておくことを忘れないようにしましょう。（休止手続きにも手数料がかかる場合があります。）
SIMカードの契約種類
・プリペイドタイプ
期間や通信の上限が決まっているプリペイドタイプは使い過ぎる心配がなく、多くの留学生が利用しています。
・契約タイプ
現地の携帯電話会社との契約。プランを選択して月額を支払います。現地の銀行口座などがないとできない場合も多く、少しハードルが高めです。
SIMカードの通信タイプ
・データ通信のみ
・データ通信+音声通話
タイプによって料金も変わるので、現地でどのように利用するかを考えて事前に確認しておくといいですね。
SIMカードのサイズ
「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3種類があるので、事前に自分のスマホのSIMカードサイズは把握しておきましょう。
SIMカードの入手方法
・日本で事前に現地のSIMカードを購入
空港、ネットショップなどで購入ができます。
・現地でSIMカードを購入
到着後、すぐに空港で購入可能です。国によってはコンビニやスーパーでの取り扱いも多く、比較的手に入りやすくなっています。
SIMカードを変えると電話番号も変わります。家族や友人に電話をする場合は電話回線を使わず、インターネット回線で連絡をすると安く済みます。また、SIMカード購入後は設定をしないと使えないので、設定方法（APN接続）のやり方も事前に調べて、現地でスムーズに使えるようにしておくと安心です。
日本で使っているものを電話番号はそのままで持って行く（国際ローミング）
使われている機種にもよりますが、現在使っているものをそのまま海外で使うことができます。電話番号もそのまま使用できますし、海外から日本へかける場合には料金が割安になります。また、日本にいる人が現在海外にいるその携帯電話の持ち主にかける場合には、国内と同じ通話料となります。
しかし、着信通話でも料金が発生し、滞在先の国内で使う場合の通話料が高くなります。さらに、滞在先の国内で電話をかける側に、多額の通話料が発生します。日本に電話をかける場合にも国際ローミング料金がかかるので、滞在先で頻繁に電話を使う場合にはあまり選択するべきでない携帯電話の利用方法かもしれませんね。
Wi-Fiレンタル
海外では街中でWi-Fiがフリーで利用できる場所が多くあります。空港はもちろん、カフェや図書館、学校など公共の場所では快適に使える国が増えています。SIMカードを差替えてスマホを利用する場合は特にレンタルする必要がないかもしれません。しかし、ホームステイ先や寮などでWi-Fi環境がなく、スマホが使えないなどの問題が出た場合は検討してみてください。
スマホ以外の端末を使う場合
日本で海外対応の携帯電話をレンタルして持っていく
月々にかかる維持費が、国際ローミングサービスより割安で、空港での申し込みや返却も可能です。しかし、1日ごとにレンタル料金や補償料が加算されるので、長期滞在の人には不向きです。通話料が割高になるので、滞在先の国内電話の通話料が高くなります。
日本で海外用の携帯電話を購入して持っていく
月額の基本料金がかからず、携帯電話の番号を半永久的に保存できるので、海外へ行く度に同じ電話番号を使用することができます。購入価格は1,980円～とお得で、成田空港での申し込み・返却も可能です。しかし、選ぶ機種によっては日本で使用できない可能性があるので、購入する際には確認しましょう。
海外で借りる
日本語が通じない海外で申し込む必要があるので、少しハードルが上がりますが、日本で携帯電話を借りるよりも維持費が安く済むのでお得です。しかし、日本への国際通話料が割高になり、出発前に携帯電話の番号が分かりません。取り扱いの説明や案内がすべて英語になります。
海外で購入する（プリペイド式）
現地で購入するので、滞在先の国内通話が割安になり、月々の基本料金もかかりません。面倒な手続きがなく携帯電話を購入することができます。自分が必要な分の通話料を足していくので、使いすぎも防げます。
このように、携帯電話でもさまざまな購入方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。ご自分の留学期間なども考え、本当に必要かを考えた上で使用するようにしましょう。
